SNS をオープン化する動き #

Facebook の開発者向けプラットフォーム公開に始まった SNS のオープン化は、さらに加 速度を増しています。Facebook の対抗と言わんばかりに登場した Google 主導の OpenSocial。Facebook が自社サービスをプロプライエタリな基盤にする動きであったの に対し、Google はその他大勢の連合を擁して、基盤の標準といえる規格を作りました。

両者のこの動きは、外部サービスを SNS の一部であるかのように取り込むという意味で 共通しています。

SNS アグリゲートサービス #

日本で SNS というと mixi を代表とした日記交換サイトがイメージされがちですが、 Twitter のように一方通行の「Follow」が可能なものや、Flickr、Lastfm 等のジャンル に特化したものも SNS と呼ぶことができます。

最近 FriendFeed のように、こういった各種 SNS をアグリゲートすることに特化した サービスも登場してきました。サービスに各種 SNS の ID を預けることで、フィードの アグリゲーションが行われ、ユーザーはそのサイトさえ追いかけていれば必要な時だけ連 携サービスを見に行くことができるようになります。

このように、ウェブの求める方向性は SNS の登場以降、ID がウェブ上のあちこちに あったとしても、使っている本人は一人であり、友達も同じなのだから、まとめちゃえば いいじゃん、にシフトしてきています。

DataPortability #

DataPortability はそんな各 SNS サービスに囲い込まれつつあるデータを解放して相互 に利用できるようにしよう、という動きです。

DataPortability – Connect, Control, Share, Remix from Smashcut Media on Vimeo.

DataPortability – Join The Conversation from Smashcut Media on Vimeo.

詳細は僕もつかみきれていませんが、MySpace の Data Availability, Facebook の Facebook Connect, Google の Friend Connect と役者が揃ってきました。それぞれがど ういう特徴を持っているのかを、追って紹介していきます。