Tender Surrender

本ブログ左サイドバーの下の方に、Friend Introducerという以前作ったOpenSocialガジェットをFriendConnect用に若干修正して追加してみました(2008/12/9時点)。

元々このガジェットは、キャンバスビューで自分の友達の紹介文を書き、プロフィールビューでその人に書かれた紹介文が読める、というものでした。Orkutやhi5等のsandboxで試していたものです。

しかし今回FriendConnectでガジェットを試して明確に分かったことがいくつか。

  • ブログは1面しかありません。そのためビューはprofileまたはcanvasから選択。FriendConnectのSocialGadget設定画面で決めることができます。
  • friendconnectフィーチャーというものがあるようです。具体的に何をするものなのかは不明。
  • Ownerはサイト。そういえば、FriendConnectガジェットを入れた時点では、自動的に自分がメンバーになったりはしていませんでした。Ownerは貼付けたサイトという仮想人格が担うようです。

ビューに関しては、profileビューにするとサイトがOwnerとして表示されるので、よくわからない状態。APIでプロフィールを取得するとどうなるかは未検証です。現在はcanvasビューで表示していますが、おかげさまで自分で自分の友達の紹介文を書くだけで、誰にも見せられないというしょーもないガジェットになっています(–;。

そういえば他のFriendConnectガジェットは右上にキャンバスビューに移行するボタンがありますね。どうやってこれを使うことができるんでしょう?時間があるときにでも追いかけてみたいと思います。

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海外のメインプレイヤーが次々にソーシャル化していってます。今回はついにMicrosoft。

Windows Liveといえば、元々Messengerのソーシャルグラフを取り込んだブログサービスのSpacesがSNSとして存在していましたが、今回Homeが中心となり、さらにSNSライクになりました。

Windows Live Profile

画面右上に友達リスト、中央には他のSNSでいうアクティビティストリームが表示されています。アクティビティストリームはFacebook同様完全に時系列で、サービスごとにまとめられたりはしていません。Live Messengerのムードメッセージが混じっているのがTwitter的で面白いところでしょうか。また、指定された外部サービスのフィードも混ざって表示されています。

URLはサブサブドメイン(?)にユーザーの裏IDらしき文字列で表現されていますのでシンプル。この裏IDは後で変更できるとスマートでいいですね。

Windows Live Home

一番上にはLive Mail(旧Hotmail)の最新メール。その下に、Live Messengerで繋がっている人の更新情報がアクティビティストリームとして表示されています。Spacesとの整理はよく分かりません。

画面右には広告枠とニュース、占い。うーん地味だ。

Windows Live Photo

SkyDrive(MSが提供する25GB(!)の無料ストレージ)と連携したフォトストレージサービス。ここにもアクティビティストリームがありますが、おそらくLive Photoに特化したフィードを表示してくれるのだと思います。友達の最新フォトを確認できるだけでなく、自分の写真をアップロードしたりもできるようです。

外部サービスの取り込み

TwitterFlickrなどの外部サイトを取り込んで、アクティビティストリームに混ぜることができます。一番最初に思いつく類似サービスはFriendFeedですが、自身もソーシャルであるという意味では、ある種FacebookPlaxoの方が近いかもしれません。

その他新サービス

他にもWindows Live Groupというグループコラボレーションサービスがあるようです。

Live Messengerでのグループチャットや写真の共有に使えるようです。

技術的側面

MicrosoftはWindows Live IDのOpenID化を宣言していますが、その他のOpen Stackについては、まだ特に言及していません。OpenSocialOAuthPorableContactsについてです。調べてみると、Delegated Authenticationという独自プロトコルを使って、OAuth的なことを実現しているようです。

果たしてこのまま独自路線を走るのか?Yahoo!やMySpaceのように独自路線+オープンスタンダードの路線でいくのか?疑問が残るところです。

Windows Liveソーシャル化の持つ意味

結局Microsoftまでもが、ウェブサービスだけでなくソーシャル化にまで手を出してきました。これはソーシャルグラフをプラットフォームに据えたサービスが今後のウェブでは当たり前になっていくことを示唆しています。ただ、ソーシャルであれば万能という訳でもないし、すぐに何かできるという訳でもありません。それを活用できるサービスがあってこそ、初めて便利さが享受されるもの。では、Microsoftの戦略は?

実はすでにWindows Liveメールはサーバー上のものと同期可能なクライアントソフトが登場しており、SkyDriveもデスクトップとウェブでシームレスに利用できるクライアントが出るとか出ないとか。メッセンジャーは言わずもがな。ソーシャルグラフはとっくの昔にメッセンジャーとHotmailで共通化しています。他にもWriterというブログ編集ソフトが既にリリースされています。

これらは明らかに、クラウドとしてのウェブサービスと、デスクトップソフトの組み合わせ利用を意識していると言え、そのいずれもが、SNS的機能によってより実力を発揮することができるものです。

今までウェブサービスとしては地味にやってきた感のあるMicrosoftですが、そう考えると、Windows7が出るタイミングで大バケする可能性も、否定はできません。

気になったこと

Windows Live Gadgetの使いどころをHomeに用意していないところが気になります。Gadgetの仕様はよく知りませんが、もしOpenSocialに変わる独自JavaScript APIを用意するのだとしたら、、、!?

この辺の戦略は気になるところです。

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DataPortabilityを実現するData AvailabilityやFacebook Connect、FriendConnectの技術が公表されて半年が経ちますが、ようやくこれらを実際に使ったサービスが登場してきました。

これまでのFacebookやOpenSocialにおけるガジェットや埋め込み型アプリケーションは、中心となるソーシャルネットワークに外部サービスが機能を提供する形でプラグインするものばかりでした。Data AvailabilityやFacebook Connectは逆に、RESTful API等を活用して外部サービスにソーシャルネットワークをエキスポートします。今日はCitysearchというサービスで実現されたFacebook Connectを例に、これからのソーシャルウェブの具体的なカタチを紹介したいと思います。

CitysearchがFacebook Connectにβ対応

僕の知る限り、これが初のまともなFacebook Connect対応 / DataPortability対応のサービスです。

Citysearchは、レストランやホテル等、実際に利用した人がレビューを書いて共有するタイプのソーシャルネットワークです。

よく見ると画面右上に”Sign In Using Facebook”の文字があります。

早速クリックしてログインを試みます。

認証

Lightbox風のダイアログがポップアップして、Facebookアカウントを使ってサインインしても良いかの確認が。

ここで重要なのは

  • Citysearchのロゴが入っている。つまり、FacebookとCitysearchの間には、自動化されているにしろ、事前に何かしらのやりとりがあったことが伺える。
  • このダイアログはiframeです。僕の場合は既にFacebookにログイン状態だったので確認しか表示されませんでしたが、ログインしていない場合は(フィッシング対策として)別ウィンドウがポップアップしてFacebookのIDとパスワードを求めるようです。
  • 利用規約に同意する必要があります。地味ながら、日本での法的なハードルも今後課題になるとは思われます。

サービス登録

コネクトすると、未登録のためメンバー名を求められます。既存アカウントが無い人のために用意されているようです。ここでもいくつかポイントがあります。

  • Facebookの認証は独自方式ですが、これがオープン仕様ならOAuth/OpenIDのコンボになると考えられます。つまり、Facebookの独自方式では認証と認可が同時に行われているようです。
  • この後分かりますが、できあがったアカウントにはFacebookのプロフィール写真、名前、友達リストが少なくともインポートされています。オープン仕様であればOpenIDでsregを使ってニックネームとプロフィール写真を、OAuthで友達リストをインポートすることになるのでしょうか。OAuthだけでもいいかもしれません。
  • “Merge your Facebook profile with an existing Citysearch account?”というリンクが用意されています。既存アカウントとOpenIDをマージできるサービスが少ない事を考えると、なかなか気が利いています。
  • ここではCitysearch自体の利用規約に同意させているようです。

コネクト完了

ログインしてみると、画面右上に自分のFacebookプロフィールの写真が表示されています。

マイページには自分の名前とプロフィール写真しか掲載されていません。他にエキスポートされる情報があるかは未調査です。

ここが最大のミソになる、友達リストです。残念ながら”None of your Facebook friends are Citysearch members”とあるように、両方に登録しているFacebook friendsしか友達として表示されないようです。ここで未登録の友達も表示して、”Citysearchに招待する”なんて機能があってもいい気がします。

フィードバックとなるアクティビティ

さて、ここまで見てきたものはすべてCitysearch上の画面でした。Facebookは自身が持つデータを提供するばかりで、考えてみればいいことなど何ひとつないように見えます。広告を貼る方法だって見つけられません。では、なぜ惜しげもなくソーシャルグラフを提供するのでしょうか?

実は、Facebook ConnectはアクティビティをFacebookにフィードバックする仕組みを持っており、これによってFacebookはコネクトされたサービスのアグリゲータになれるからなのです。下記画像の「掲示板に記事を掲載」とあるのがこの部分です。OpenSocialで言えばアクティビティストリームがこれに当たります。

実際の画面イメージを掲載したいところですが、Citysearchにレビューを書く勇気がないのでJohn McCrea氏のサンプルにリンクしておきます。

アクティビティのアグリゲータになることは、トラフィックを集める上で非常に重要な戦略です。Facebookにさえ来れば、友達が関わる様々なサービス上の活動を一目で確認することができるのです。今まで知らなかったサービスも、友達を介して知ることができます。さらに、集めたアクティビティにはこんな利用法もあり、様々なマネタイズの可能性も秘めていると言えます。

参考サイト

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iGoogleはこれまで複数のガジェットを1ページに表示するスタイルでしたが、最近「canvasビュー」が追加され、1つのガジェットを画面いっぱいに表示して利用できるようになったことは記憶に新しいと思います。canvasビューを使うことで、特にGmailやGoogle Readerのガジェットでは、単体サービスのかなりの機能がガジェット上でそのまま利用できるようになり、大幅に利便性が向上しました。

このiGoogleの変化は、既に明言されてはいますが、iGoogleのOpenSocial対応を予感させ、将来的にGoogle全体がソーシャルネットワークになっていくことを示唆しています。実は既にGoogleがそれ自体をソーシャルネットワーク化していく方向性は随所に見られます。

Googleのソーシャル化

Gmail連絡先(コンタクトリスト)

ソーシャルネットワークを形作る上で最も重要になるソーシャルグラフを、GoogleはGmail/Google Talkに持ってきました。当然と言えば当然。この連絡先(コンタクトリスト)はAndroidケータイ上にもインポートされ、電話帳としても利用されており、いやでもリアルなソーシャルグラフになる点が特徴と言えます。

Google Mapsプロフィール

最近プライバシー問題で話題のGoogle Mapsには実はプロフィール機能がついており、画面上部の「プロフィール」リンクをクリックすると、自分のプロフィールを作成/表示することができます。これは後述のGoogleプロフィールと連携しています。

Google Readerの共有機能

Google ReaderはRSSリーダーですが、気になった記事をボタン一つで友達に共有できる機能があります。その際利用されるのがGmailの持つ連絡先のソーシャルグラフで、ここでも活用されています。

Googleプロフィール

いつのまにか、ひっそりと作られた感のあるのがGoogleプロフィールこれが今後どう充実して行くかは要注目です。

画面左上にユーザーの写真とニックネーム、住所が表示され、その下にはプロフィールの詳細情報が表示されます。今のところ住所や過去に住んだことのある場所、通った学校、勤めた会社、略歴に加え、Googleを使っても見つけられないもの、超能力(?)など一風変わった項目もあり、この画面から編集を行うことができます。

そして「リンク」。今のところ本当にただのリンクですが、利用している外部サービスを登録することができます。面白いのは、例えばFriendFeedを登録すると、自動的に他のサービスも登録候補にずらずらっと表示されるところ。なるほど、ここでGoogle Social Graph APIを活用しているようです。確かに、FriendFeedにはrel=”me”といったmicroformatが埋め込まれています。

メッセージ機能

Googleプロフィールに最近メッセージ機能が追加されました。英語版でしか存在を確認することはできませんが、プロフィールページからメッセージを送ることができるようです。これもOpenSocial対応を意識したものでしょう。

Googleは今後どう変わって行くのか

Googleがソーシャル化していく上で、今後どのような部分に変化が見られるのか予想してみました。

Googleプロフィールにガジェット

まず間違いなく、Googleプロフィールにもガジェットが追加できるようになるでしょう。

OpenSocialにはhomeビュー、canvasビュー、profileビュー、previewビューの4つがあらかじめ定義されていますが、ガジェット追加確認用のpreviewビューを除けば、一般的なSNSにおけるマイページ(homeビュー)、ガジェットのみを表示するcanvasビューが既にiGoogleで用意されているので、残りはプロフィールページ(profileビュー)となるのは自然な流れと言えます。

GoogleプロフィールのiGoogle統合

GoogleプロフィールとiGoogleの統合はあり得ない話ではありません。今もiGoogleのSandbox環境では自分のGoogleプロフィールの内容を確認することができますが、例えば簡単に画面遷移ができたりすることで、他者との距離を近づけ、iGoogleがソーシャルなものであることを意識できるようになるかもしれません。

アクティビティストリーム

iGoogleのSandboxでは既に片鱗が見えますが、OpenSocialのアクティビティストリームという機能がもう少し明確に、姿を現すはずです。アクティビティストリームとは、ユーザーの行動履歴のようなもので、mixiで言えば友達の日記やコミュニティの最新情報に当たります。

OpenSocialではガジェットからアクティビティを登録する機能が規定されていますが、iGoogleではこれに加えてリンクしたサービスのフィードも自動的に混ざる、FriendFeedライクな機能を追加してくるのではないでしょうか。MicrosoftがWindows Live Homeで追加した機能にも同様のものがあります。

まとめ

Googleプロフィールをネタに記事を書き始めたのですが、なんだかんだ話が広がり、結構大きい話になってしまいました。しかしGmailを中心として着実に、潜在的にソーシャルグラフを広げているGoogleが、完全なソーシャルネットワークの形態をとった時にどれほどの影響力を持ったものになるのか、正直想像もつきません。果たしてGmailを作った時点でここまで考えていたのか?今後の動向から目が離せません。

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